夫婦関係でよく言われる言葉があります。
「ちゃんと話し合えばいい」
「夫婦なんだから対話が大事」
「お互いの気持ちを伝えるべき」
もちろん、その通りだと思います。
普通の夫婦なら、話し合いは大事です。
お互いに意見を出して、妥協点を探して、家庭を良くしていく。
それができる夫婦は本当に素晴らしいです。
ただ、モラハラ妻との生活では、この「話し合い」が成立しないことがあります。
話し合いの形をしているのに、実際は話し合いではない。
妻の中で答えが決まっていて、夫はそれに同意するかどうかを確認されているだけ。
これがかなりきついです。
普通の対話は折衷案を探すもの
普通の対話とは、折衷案を探すものだと思っています。
夫には夫の事情がある。
妻には妻の事情がある。
子どもの都合もある。
仕事の都合もある。
お金の問題もある。
体力の問題もある。
それらを出し合って、現実的にどうするかを考える。
これが話し合いです。
妻がこうしたいと言う。
夫は、それは難しいと感じる。
なぜ難しいのかを説明する。
妻も、なぜそれを求めるのかを説明する。
そのうえで、どこまでならできるかを探す。
これが対話です。
でも、モラハラ妻との話し合いは、こうならないことがあります。
モラハラ妻のいう対話は確認作業になりやすい
モラハラ妻の相談は、相談に見えて相談ではないことがあります。
最初から妻の中で答えが決まっている。
夫には、その答えに賛同してほしいだけ。
夫が違う意見を出すと、否定されたと受け取る。
現実的な問題を指摘すると、攻撃されたように怒る。
これでは話し合いではありません。
確認作業です。
「私の意見を聞き入れるよね?」
「私が正しいよね?」
「あなたが折れるよね?」
「私の希望を通すよね?」
この確認作業に付き合わされているだけです。
夫が少しでも違う意見を出すと、妻はそれを話し合いの材料にしません。
ただ、自分の答えを否定されたと感じてヒステリックになる。
だから、話が進まないのです。
関連記事はこちらです。
相談しているようで相談ではない妻|答えが決まっている確認作業に付き合わされる夫
折衷案がないから夫が疲れる
話し合いで一番大事なのは、落としどころです。
お互いに100点は取れない。
でも、家庭として現実的に成立するラインを探す。
これが必要です。
しかし、モラハラ妻との話し合いには、折衷案がないことがあります。
妻の希望がそのまま通るか。
通らなければ不機嫌になるか。
夫が折れるか。
夫が悪者になるか。
このような形になりやすい。
たとえば、夫が「それはお金の面で厳しい」と言う。
すると妻は、現実の家計の話として受け取らず、「私の希望を否定された」と受け取る。
夫が「仕事で疲れている」と言う。
すると妻は、夫の業務負担や責任の話として受け取らず、「私だって疲れている」と返す。
夫が「その言い方は傷つく」と言う。
すると妻は、自分の言葉の暴力を反省するのではなく、「そう言わせたあなたが悪い」と返す。
これでは、夫は疲れます。
従わないとヒステリックになる
モラハラ妻との話し合いで厄介なのは、夫が従わないとヒステリックになることです。
夫が違う意見を言う。
妻がそれを否定と受け取る。
怒り出す。
夫が説明しようとする。
さらに怒る。
最終的に夫が黙る。
この流れが繰り返されると、夫は学習します。
「どうせ話しても通じない」
「何を言っても怒られる」
「だったら黙っていた方が早い」
こうなっていきます。
でも、夫が黙るのは無関心だからではありません。
話しても通じなかった結果です。
家事育児ができないと、妻の要求を無条件に飲みやすくなる
モラハラ妻との話し合いが通用しない家庭では、夫側に負い目があるほど不利になります。
家事ができない。
育児ができない。
子どもの準備が分からない。
病院にも連れて行けない。
保育園の持ち物も把握していない。
休日に子どもと二人で過ごす自信がない。
この状態だと、妻から何か言われた時に、どうしても夫側が弱くなります。
「自分は家事育児で妻より劣っている」
「妻に任せている部分が多い」
「ここで反論したら、じゃあ全部あなたがやってと言われるかもしれない」
そういう負い目があると、妻の要求を無条件に受け入れる流れになりやすいです。
これはかなり危険です。
妻の要求が正しいから受け入れているのではありません。
自分に負い目があるから断れない状態になるからです。
劣っていると感じる部分はマウントを取られる材料になる
モラハラ妻は、夫が負い目を感じている部分を見逃しません。
家事ができない。
育児ができない。
料理ができない。
子どものことを分かっていない。
保育園のことを把握していない。
こういう部分があると、そのままマウントを取られる材料になりかねません。
「あなたは何も分かっていない」
「普段やっていないくせに」
「できない人が口を出さないで」
「じゃあ全部あなたがやれば?」
こう言われると、夫側は黙りやすくなります。
本当は妻の言い分がおかしいと思っていても、家事育児で負い目があるせいで言い返せない。
これでは、話し合いではなく、妻の要求を飲むだけの構図になります。
だから早い段階で家事育児の負い目を消しておく
モラハラ妻との生活で夫側がやるべきことは、まず家事育児をこなせるようになることです。
完璧である必要はありません。
ただ、最低限自分一人でも生活を成立させられる状態にしておく。
洗濯ができる。
皿洗いができる。
掃除ができる。
子どもの食事を用意できる。
保育園の準備ができる。
病院に連れて行ける。
寝かしつけができる。
休日に子どもと二人で出かけられる。
ここまでできるようになると、妻に対する負い目がかなり減ります。
妻から何か言われても、
「いや、それは違う」
「その言い方はおかしい」
「別に俺もできる」
「お前がいなくても最低限は何とかなる」
と思えるようになります。
この感覚はかなり大事です。
家事育児をこなせるようになることは、妻に褒められるためではありません。
妻の機嫌を取るためでもありません。
夫側が、家庭内で一方的に下の立場に置かれないための防衛です。
まとめ
モラハラ妻に対話が通用しない理由は、話し合いの形をしていても、中身が対話になっていないことがあるからです。
普通の対話は、折衷案を探すものです。
でも、モラハラ妻のいう対話は、自分の意見を夫が聞き入れたかどうかの確認作業になりやすい。
折衷案がない。
従わないとヒステリックになる。
威圧で押し切る。
だから夫が黙る。
そして、夫側に家事育児への負い目があると、さらに不利になります。
家事育児ができない。
子どものことを把握していない。
妻より劣っていると感じている。
この状態では、妻の要求を無条件に受け入れる流れになりやすいです。
だから、早い段階でその負い目は消した方がいい。
妻は変わらないかもしれない。
だから、自分が変わるしかない。
家事育児をこなせるようになることは、単なる家庭参加ではありません。
モラハラ妻との生活で、夫が一方的にマウントを取られないための防衛です。
関連記事はこちらです。
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