モラハラ妻はなぜ生まれるのか|嫁姑問題の構図が変わったという持論
最近、「モラハラ妻」という言葉を見かけることが増えたように感じます。
昔から家庭内の問題はあったと思います。
ただ、昔よく聞いたのは「嫁姑問題」でした。
姑が強い。
嫁が気を使う。
夫の実家に入った嫁が、家庭内で立場を弱くする。
家のルールを押し付けられる。
気を利かせても認められない。
何かあると責められる。
こういう構図が、昔の嫁姑問題だったのではないかと思います。
そして私は、現代ではこの構図が少し変わったのではないかと感じています。
昔の姑ポジションが、今のモラハラ妻。
昔の嫁ポジションが、今の夫。
もちろん、これは私の持論です。
すべての家庭に当てはまる話ではありません。
ただ、モラハラ妻に悩む夫の立場から見ると、この構図はかなりしっくりきます。
なお、この記事でいうモラハラ妻とは、女性全体の話ではありません。
夫を尊重せず、感情・家事育児・お金・時間の面で一方的に負担を押し付ける妻を、モラハラ妻・テイカー妻・ハズレ妻・ハズレ嫁として扱っています。
普通に話し合える奥さん、夫を尊重する奥さん、夫婦で現実を見られる奥さんは、本当に素晴らしいです。
この記事は、そうではない相手と暮らしている男性に向けた内容です。
昔は嫁が夫の家に入る構図だった
昔は、結婚すると嫁が夫の実家に入る、または夫側の家族と強く関わる形が今より多かったのだと思います。
そうなると、嫁は夫の家のルールに合わせることになります。
家事のやり方。
親戚付き合い。
食事の作法。
掃除の頻度。
家族内の空気。
姑の機嫌。
そういったものに気を使いながら生活する。
自分の家なのに、自分の家ではない。
休まらない。
失敗すると責められる。
相手のルールに合わせないといけない。
これが昔の嫁姑問題の苦しさだったのではないかと思います。
現代では夫がその立場になっていないか
現代では、昔のように嫁が夫の実家に入る形は減っています。
核家族化が進み、夫婦と子どもだけで暮らす家庭が増えました。
一見すると、嫁姑問題は減ったように見えます。
でも、その代わりに、家庭内の支配構造が夫婦の中に移ったのではないかと感じることがあります。
つまり、昔の姑が妻になり、昔の嫁が夫になったような構図です。
妻が自分ルールを持つ。
家事育児のやり方を絶対視する。
夫のやり方を認めない。
夫が気を利かせても足りないと言う。
夫が確認すると「そんなことも分からないの」と責める。
夫が黙ると「話し合う気がない」と責める。
夫が反論するとヒステリックになる。
これでは、夫は家の中で常に相手の顔色を見る立場になります。
自分の家なのに、落ち着かない。
仕事から帰っても休まらない。
妻の怒るポイントを先回りして潰す。
家事育児をこなしても、感謝より指摘が来る。
これは、昔の嫁姑問題で苦しんでいた嫁の立場に、現代の夫が置かれているようにも見えます。
モラハラ妻は家庭内の姑化ではないか
私は、モラハラ妻は家庭内で姑化しているのではないかと思うことがあります。
ここでいう姑化とは、年齢や立場の話ではありません。
家庭内で自分のルールを絶対化し、相手に従わせる存在になるという意味です。
「私のやり方が正しい」
「この家ではこうするべき」
「あなたは分かっていない」
「私ばかりやっている」
「私の言う通りにしないあなたが悪い」
こういう圧をかける。
そして、夫はそのルールの中で動かされる。
たとえば、皿洗いひとつでもそうです。
洗い方が違う。
置き方が違う。
タイミングが違う。
水はねがある。
床が濡れている。
食器の戻し方が違う。
もちろん、普通の指摘なら問題ありません。
でも、モラハラ妻の場合は、指摘ではなく支配になります。
「こうしてほしい」ではなく、「なぜできないのか」と責める。
「次からこうしてね」ではなく、「いつも私ばっかり」と感情をぶつける。
「一緒に改善しよう」ではなく、「あなたが悪い」で終わる。
これでは、夫は家事育児をこなしているのに、家の中で常に下の立場になります。
夫が気を使いすぎると構図が固定される
モラハラ妻との生活で厄介なのは、夫が優しいほど構図が固定されることです。
夫は家庭を壊したくない。
子どもに悪影響を与えたくない。
妻を怒らせたくない。
自分にも悪いところがあるかもしれないと思う。
その結果、夫が引きます。
妻の怒りを避ける。
妻のルールに合わせる。
妻が不機嫌になりそうなことを先回りして潰す。
妻に言われる前に動く。
妻が怒ったら黙る。
すると、表面上は家庭が落ち着いて見えることがあります。
でも、それは夫婦仲が良くなったわけではありません。
夫が妻の怒るポイントを先回りして潰しているだけです。
この状態になると、外からは普通の家庭に見えます。
むしろ夫婦仲が悪くないように見えるかもしれません。
でも、夫の中には不満と疲労が溜まり続けます。
核家族化で外部の目が入りにくくなった
現代の家庭は、外部の目が入りにくいです。
夫婦と子どもだけの空間。
親戚や近所との関わりも薄い。
友人にも家庭内の細かいことまでは話しにくい。
SNSでは幸せそうな家庭ばかりが目に入る。
その中で、モラハラ妻の自分ルールが家庭内の絶対ルールになってしまうことがあります。
外部の価値観が入らない。
他の家庭では違うやり方をしていると知らない。
自分のやり方だけが正しいと思い込む。
これが、モラハラ妻をさらに強くしている可能性はあると思います。
昔の嫁姑問題では、姑側のルールが強かった。
現代のモラハラ妻問題では、妻側のルールが強い。
構図は違って見えても、「家庭内で一人のルールが絶対化する」という意味では似ています。
夫は昔の嫁のように我慢していないか
モラハラ妻に悩む夫は、昔の嫁のように我慢しているのではないか。
私はそう感じることがあります。
自分の家なのに気を使う。
相手の機嫌を読む。
自分のやり方を否定される。
反論すると家庭内が荒れる。
黙っていると従ったことにされる。
何をしても責められる。
それでも子どものために耐える。
これは、かなりしんどいです。
しかも男性は、家庭内で苦しんでいることを外に出しにくいです。
「男なんだから我慢しろ」
「奥さんも大変なんだよ」
「家事育児をやってから言え」
「夫婦なんだから話し合え」
こう言われやすい。
でも、話し合いが成立しない相手もいます。
家事育児をこなしても責められる家庭もあります。
妻の機嫌を取ることが、家事育児よりしんどい家庭もあります。
そういう現実は、もっと言葉にしていいと思っています。
妻を悪者にしたいだけではない
ここまで書くと、「妻を悪者にしたいだけではないか」と感じる人もいるかもしれません。
でも、私が言いたいのはそこではありません。
普通に話し合える夫婦なら、夫婦で支え合えばいいと思います。
妻が夫を尊重し、夫も妻を尊重する。
お互いの負担を見て、現実的に分担する。
ミスをしたら謝る。
疲れていたら助け合う。
そういう夫婦は本当に素晴らしいです。
私は、そういう夫婦を否定する気はまったくありません。
問題は、そうではない家庭です。
夫が家事育児をこなしても責められる。
夫が働いても理解されない。
夫が趣味や友人関係を持つと否定される。
夫が話し合おうとしても、妻の意見を聞き入れるかどうかの確認作業になる。
夫が黙ると、話し合いをしない夫が悪いことにされる。
こういう家庭では、きれいごとの夫婦論は通用しません。
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まとめ
昔は、嫁姑問題という形で家庭内の圧が語られていました。
しかし現代では、その構図が変わっているのではないかと感じます。
昔の姑ポジションが、今のモラハラ妻。
昔の嫁ポジションが、今の夫。
もちろん、これはすべての家庭に当てはまる話ではありません。
でも、モラハラ妻に悩む夫の視点から見ると、かなり近い構図に見えることがあります。
夫が家の中で気を使い、妻のルールに合わせ、怒りを避け、子どものために耐える。
それは本来、健全な夫婦関係ではありません。
だからこそ、まずは構造を知ることが大事です。
自分が弱いから苦しいのではない。
自分が家事育児をしていないから責められるのではない。
家庭内で一方的なルールと感情を押し付けられているから苦しい。
そう整理できるだけでも、少し冷静になれます。
そしてそこから、家事育児をこなしながら、モラハラ妻との生活を乗り切る作戦を考えていく必要があります。
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